賃貸でお部屋採寸時のポイントやコツとは?

賃貸でお部屋採寸時のポイントやコツとは?

「このお部屋に決めた!」と思ったら、契約前・内見時に採寸をしておくことが引越し成功の鍵です。採寸なしで引越しを進めると、「洗濯機が洗濯機パンに入らない」「冷蔵庫のドアが壁に当たって開かない」「大型ソファがエレベーターを通らない」といったトラブルが起きやすくなります。本記事では、測っておくべき場所・コツ・チェックリストをまとめて解説します。

📖 用語解説

採寸とは、メジャーを使って部屋や設備の寸法(縦・横・高さ・奥行き)を実測することです。図面に記載されている寸法はあくまで設計値であり、実際の仕上がり寸法と数センチ異なる場合があるため、現地での実測が基本です。

洗濯機パンとは、洗濯機を設置するために床に設けられたプラスチック製の受け皿(防水パン)のことです。洗濯機の足がパンの枠内に収まるかどうかが設置の可否を左右するため、パンのサイズと洗濯機の底面サイズの両方を確認する必要があります。

採寸前の準備:持ち物と事前確認リスト

内見時の持ち物

  • メジャー(2〜3m以上のものが使いやすい)
  • 間取図(不動産会社からもらったもの)
  • スマートフォン(採寸値の記録・写真撮影に使用)
  • 筆記用具(間取図に書き込む用)

内見前に自宅で測っておくもの

  • 現在お使いの洗濯機:幅・奥行き・高さ、および底面の足の位置
  • 現在お使いの冷蔵庫:幅・奥行き・高さ
  • 引越しで持ち込む大型家具・家電(ベッド・ソファ・食器棚など):幅・奥行き・高さ

事前に手持ちの家具・家電のサイズを把握しておくことで、内見当日に「収まるかどうか」をその場で判断できます。

採寸が必要な場所とコツ

① 洗濯機パン(防水パン)

洗濯機の設置可否を左右する最重要ポイントです。以下の4点を確認してください。

  • パンのサイズ(幅・奥行き):洗濯機の底面がパンの内側に収まるか確認する
  • 洗濯機の足のサイズ:足がパンの枠内に入るかどうかも別途確認が必要
  • 排水口の位置:右側か左側かを確認し、写真に残しておく(ホースの取り回しに影響)
  • 水栓の高さ・タイプ:ドラム式洗濯機を設置したい場合は、水栓の位置が低すぎないかも確認する

洗濯機パンは写真で記録しておくと、家電量販店でのスタッフへの説明がスムーズになります。

② 冷蔵庫置き場

冷蔵庫は本体サイズに加えて、放熱のために左右それぞれ5cm程度のスペースが必要です。したがって、冷蔵庫の幅+10cmの空間が確保できるかどうかを基準に採寸します。また、冷蔵庫は専用コンセントが必要なため、コンセントの位置と口数も同時に確認しましょう。

③ ガスコンロ置き場

持ち込みのガスコンロを設置する場合、コンロ置き(ガステーブル台)の幅・奥行きを実測します。また、以下の2点を事前に確認しておくことがポイントです。

  • ガスの種類:都市ガス(12A・13A)またはLPガス(プロパン)によって対応する機器が異なります。ガスコンロの種類を間違えると使用できないだけでなく、危険です。
  • 強火力バーナーの位置:ガスコンロには強火力バーナーと標準バーナーがあります。強火力バーナーは壁と反対側(手前外側)になるモデルを選ぶと安全で使いやすくなります。

ガスコンロは引越し当日のガス開栓時に点検対象となります。新たに購入する場合も、入居前にサイズと対応ガス種を確認し、当日に準備できている状態にしておくと点検をまとめて行えます。

④ カーテンのサイズ

カーテンは入居初日から必要なアイテムです。内見時に各居室のカーテンレールの長さと窓の種類を確認し、丈を計算しておきましょう。

窓の種類丈の目安測り方
掃き出し窓(床まである窓)床から1cm上カーテンレールのリングから床までを測り、1cm引く
腰高窓(腰の高さほどの窓)窓枠下から15〜20cm下カーテンレールのリングから窓枠下端までを測り、15〜20cmを加える

幅はカーテンレールの端から端までを実測し、その1.05〜1.1倍の幅のカーテンを購入するのが一般的です。

⑤ 大型家具・家電の搬入経路

大型の家具・家電は「部屋に入るかどうか」だけでなく、搬入経路全体が通れるかどうかの確認が必要です。以下のすべてを実測してください。

  • 玄関の開口部:幅・高さ
  • 各部屋のドアの開口部:幅・高さ(ドアを開けた状態での実際の通過幅)
  • エレベーターの内寸:幅・奥行き・高さ
  • 階段の幅(エレベーターがない場合・階段を使う場合)
  • 設置する居室の内寸:幅・奥行き・天井高

⚠️ 搬入経路は「一番狭い場所」で判断する

部屋の採寸だけでは不十分です。玄関・廊下・ドア・エレベーターのうち一番狭い箇所が、搬入できる家具の最大サイズを決定します。大型ソファやベッドのマットレスを運び込む際に問題になるケースが多いため、特に注意が必要です。

採寸と合わせて確認しておくと便利なこと

  • 収納スペースのサイズ(クローゼット・押し入れの幅・奥行き・高さ)
  • コンセントの位置と口数(部屋ごとに記録しておくとレイアウト計画に役立つ)
  • テレビ端子・電話回線・光ファイバーの差込口の位置(インターネット環境の構築に影響)
  • エアコンのスリーブ穴とコンセントの位置(エアコンを持ち込む場合に必要)

採寸チェックリスト(印刷・スクショして活用してください)

採寸場所確認項目メモ欄
洗濯機パン幅・奥行き・排水口位置・水栓高さ
冷蔵庫置き場幅(+余裕10cm)・コンセント位置
ガスコンロ置き場幅・奥行き・ガス種(都市/LP)
カーテン(各部屋)レール幅・丈・窓の種類
玄関開口部幅・高さ
各部屋ドア幅・高さ
エレベーター幅・奥行き・高さ
各居室幅・奥行き・天井高
収納スペース幅・奥行き・高さ
コンセント位置・口数(部屋ごと)
テレビ端子・回線位置(部屋ごと)

よくある質問(FAQ)

Q. 内見時に採寸するタイミングはいつですか?

内見中に採寸するのが基本です。申込前の内見時に済ませておくことを推奨します。申込後でも、鍵の受け取り前に再内見できる場合は不動産会社に相談してみましょう。ただし、入居中の物件の場合は採寸できないケースもあります。

Q. 間取図に寸法が書いてあれば採寸しなくてもいいですか?

間取図の寸法は設計上の数値であり、実際の仕上がり寸法と数センチ異なる場合があります。特に洗濯機パン・カーテン・搬入経路は数センチの差が設置の可否に直結するため、現地での実測を必ず行ってください。

Q. ドラム式洗濯機を設置する場合、特別に確認すべきことはありますか?

ドラム式洗濯機は縦型と比べて幅・奥行きが大きいモデルが多く、既存の洗濯機パンに収まらないケースがあります。加えて、水栓(蛇口)の位置が低すぎると本体の上部と干渉するため、水栓の高さ(床から蛇口の中心まで)も実測してください。一般的に、ドラム式の場合は水栓高さ100cm以上が目安です。

Q. カーテンは入居日までに用意しないといけませんか?

プライバシーや防犯の観点から、入居初日からカーテンを設置することを強く推奨します。特に1階・2階の部屋や、道路・隣建物に面した部屋は初日から必要です。内見時にサイズを採寸しておき、入居日までに準備できるよう逆算して購入しましょう。

まとめ:採寸は「搬入経路全体」と「設備の細部」がポイント

部屋の広さだけでなく、洗濯機パン・搬入経路・カーテン丈という「細部の寸法」が、引越し後の生活クオリティを大きく左右します。内見時にチェックリストを持参し、写真と数値を記録しておくことで、家電の購入・家具のレイアウト計画をスムーズに進めることができます。「測り忘れた」という後悔をなくすために、本記事のチェックリストをぜひ活用してください。、念入りに調べておくことが、ポイントです。

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