入居申込・契約をする

入居申込・契約をする

気に入ったお部屋が見つかったら、次のステップは「入居申込」と「賃貸借契約」です。この2つは似ているようでまったく別の手続きであり、それぞれに必要な書類・費用・タイミングが異なります。本記事では、申込から契約締結・鍵の受け取りまでの流れを、注意点も含めて順番に解説します。

申込〜入居までの全体スケジュール

  1. 入居申込書の提出(希望物件が決まった当日〜翌日)
  2. 入居審査(保証会社審査 → オーナー審査):約3〜7日
  3. 審査通過の連絡
  4. 契約費用の振込・書類の準備
  5. 賃貸借契約の締結(申込から約1〜2週間後)
  6. 入居日前日に鍵の受け取り → 新生活スタート

📖 用語解説

入居申込とは、「このお部屋を借りたい」という意思を不動産会社を通じてオーナーに伝える手続きのことです。この段階では契約は成立しておらず、法的な拘束力は原則として発生しません。

賃貸借契約とは、借主(入居者)と貸主(オーナー)の間で、賃料・入居期間・使用条件などを定めた法的効力のある書面契約のことです。署名捺印をもって契約が正式に成立します。

STEP1:入居申込をする

住みたいお部屋が決まったら、仲介してくれた不動産会社に申込の意思を伝え、入居申込書を提出します。申込書は紙での記入が一般的ですが、近年はWEB申込に対応している会社も増えています。紙・WEBどちらの場合も、必要な情報・書類は同じです。

申込書は記入漏れがあると、後から書類の追加提出を求められ、審査が遅れる原因になります。その場で確認できる情報はすべて記入し、わからない箇所はその場で不動産会社に確認するか、判明次第速やかに連絡しましょう。

申込時に必要な主な情報

  • 氏名・生年月日・現住所・連絡先
  • 勤務先(会社名・住所・電話番号・勤続年数)
  • 年収・月収
  • 緊急連絡先(親族など)の氏名・続柄・連絡先
  • 連帯保証人を立てる場合はその情報も必要

入居審査とは?

入居申込書を提出すると、保証会社の審査オーナー審査の2段階の審査が行われます。審査では主に「収入」「勤続年数」「家賃に対する支払い能力」が確認されます。

⚠️ 審査中に保証会社から電話が来ることがあります

申込者本人・緊急連絡先・連帯保証人に対して、保証会社から本人確認の電話が入る場合があります。電話に出られない・折り返しがないまま放置すると、審査が止まってしまいます。知らない番号でも審査期間中は必ず確認し、出られなかった場合は折り返しましょう。

なお、保証会社の審査を通過しても、オーナー審査で断られるケースもあります。2つの審査が両方通過して初めて、次の契約手続きに進めます。

紙申込とWEB申込の比較

比較項目紙の申込書WEB申込
手続きの場所不動産会社の店舗自宅・外出先(スマホ可)
必要書類同じ同じ
記入後の修正訂正印が必要送信前なら即修正可能
対応している会社ほぼ全社一部の会社のみ

STEP2:賃貸借契約を結ぶ

保証会社・オーナーの両審査を通過すると、賃貸借契約の手続きに進みます。契約は不動産会社の店舗で行うのが一般的で、申込から契約締結まで通常1〜2週間かかります。契約当日までに、以下の3つを事前に準備しておきましょう。

契約前に準備すること3つ

  1. 契約費用の振込
    仲介会社から初期費用の明細書が届くので、指定の期日までに振込を完了させます。会社によってはクレジットカード払いに対応している場合もあるため、事前に確認しておくと便利です。
  2. 提出書類の準備
    入居者全員の住民票が必要な場合もあります(発行から3ヶ月以内のものが一般的)。駐車場を契約する場合は車検証のコピーも必要です。住民票は役所やコンビニで取得できますが、繁忙期は混雑するため早めの取得を推奨します。物件によっては収入証明書が必要な場合もあるため、個別に確認しましょう。
  3. 当日の持ち物の確認
    住民票に加えて、家賃の口座振替手続きのために口座番号のわかるもの(通帳またはキャッシュカード)届出印(銀行に届けているハンコ)を持参してください。

契約当日の流れ

  1. 不動産会社スタッフによる重要事項説明を受ける(宅地建物取引士が行うことが法律で義務付けられています)
  2. 内容に合意したら賃貸借契約書に署名・捺印をして契約成立
  3. 入居日前日または当日に鍵を受け取り、新生活スタート

申込・契約のキャンセルはできますか?

「やっぱりやめたい…」となった場合のルールを整理します。

キャンセルの可否

  • 契約締結前(署名捺印前):キャンセル可能(原則として費用は発生しない)
  • 契約締結後(署名捺印後):キャンセル不可。解約扱いとなり、違約金が発生する場合があります

ただし、「キャンセルできるから」という理由で複数の物件に同時申込をすることはマナー違反です。1つの賃貸物件に申込が入ると、他の希望者はその物件を申込めなくなります。安易な申込・キャンセルは、オーナー・他の入居希望者・不動産会社の三者に迷惑をかける行為であることを認識してください。申込は「借りる意思が固まってから」行うのが大原則です。

よくある質問(FAQ)

Q. 入居申込をしてから審査結果が出るまで何日かかりますか?

一般的に、保証会社の審査結果は申込から3〜7日程度で出ます。ただし、書類の不備や連絡が取れない場合は審査が止まり、それ以上かかることもあります。申込書の記入漏れをなくし、保証会社からの電話には迅速に対応することで、審査をスムーズに進めることができます。

Q. 住民票はどこで取得できますか?マイナンバーカードでも代用できますか?

住民票は、市区町村の役所窓口またはコンビニのマルチコピー機(マイナンバーカードが必要)で取得できます。マイナンバーカード自体は住民票の代わりにはなりません。コンビニ交付は1通200〜300円程度で、役所よりも安く取得できる自治体が多いです。

Q. 審査に通りやすくするためにできることはありますか?

申込書の記入漏れをなくすこと・保証会社や不動産会社からの連絡にすぐ対応することが最も重要です。また、家賃の目安は「月収の3分の1以下」とされており、この範囲内の物件を選ぶと審査が通りやすくなります。収入が不安定な場合は連帯保証人を立てることで審査の通過率が上がる場合があります。

Q. 重要事項説明は必ず対面で受けなければなりませんか?

2022年の宅建業法改正により、オンライン(IT重説)での重要事項説明も正式に認められています。対面が難しい場合は、不動産会社にIT重説に対応しているか事前に確認してみましょう。

まとめ:申込・契約はスピードと準備が肝心

人気物件は申込が集中するため、「決めたらすぐ動く」ことが重要です。一方で、申込は「借りる意思が固まった段階」で行うのが鉄則です。必要書類を事前に把握して準備を整えておくことで、審査から契約までをスムーズに進めることができます。

フェーズやること目安の日数
入居申込申込書の提出・保証会社への電話対応当日〜翌日
審査連絡待ち・追加書類があれば提出3〜7日
契約準備費用振込・住民票取得・持ち物確認審査通過後1週間以内
契約締結重要事項説明・署名捺印申込から1〜2週間後
鍵の受け取り入居日前日または当日入居日に合わせて

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