契約にかかる費用(初期費用)はどのくらい?

契約にかかる費用(初期費用)はどのくらい?

賃貸で初めてお部屋を借りる場合には、気になるのはやっぱり「家賃」ですよね。
毎月の家賃を設定しますが、いざこのお部屋に決めます!となったとき初期費用の見積書を
見て「こんなにかかるの?」とびっくりすることも。
ざっくりとした目安としては家賃の4.5~5ヶ月分と計算し、考えておくといいかもしれません。
ここでは、契約に支払う費用「初期費用」を詳しくご案内します。

初期費用って何が含まれているの?

初期費用と言われている項目は「敷金」「礼金」「仲介手数料」「家賃保証会社保証料」「火災保険料」
「鍵交換代」「前家賃」があります。
不動産会社によって、費用項目は異なりますが基本的には7項目があります。
それぞれ詳しく説明していきます。

初期費用はご契約手続き時又は、事前にお振込みが一般的となります。

敷金とは?

原状回復費用や家賃の滞納分に充てられる預け金。
物件にもよりますが、0ヶ月~2ヶ月分が一般的。

退去時には部屋をきれいに使っていれば返却されることもあります。
ペットの飼育、喫煙などは原状回復にかかる費用が高くなるので、敷金を超える場合もあります。

敷金が0ヶ月の場合、契約時にルームクリーニング代としてお支払いいただきます。
お部屋の広さによって金額は異なる為、不動産会社へ相談しましょう。

礼金とは?

大家さんに対する御礼金。
敷金とは違って、返ってくることのないお金です。
こちらも物件によりますが、0ヶ月~多いと3ヶ月と払う事があります。
今は礼金がかからない物件も増えてきましたが、新築や築浅の物件にはまだ根強く残っています。

仲介手数料とは?

オーナー様と契約者の間に入る仲介会社=不動産会社に支払う手数料です。
金額は家賃1.1ヶ月分、仲介手数料は上限1.1ヶ月分と決められています。
これは、物件の紹介・案内・契約手続き・書類作成などの様々賃貸に係る業務を不動産会社は行います。
その報酬として私たち不動産会社は契約者よりいただきます。
契約が成立した段階でお支払いいただくので、契約前に支払っていただく事はありません。

家賃保証会社保証料とは?

家賃保証会社とは、お部屋を借りる契約時に必要な賃借人の連帯保証を代行する会社です。
昔は「連帯保証人」をたててお部屋を借りることが多かった時代もありましたが、
現在では保証会社への加入が必要となります。

例えば毎月の家賃の引き落としが間に合わなかった場合、家賃保証会社が一時立て替えてオーナー様に家賃を支払います。
契約者は家賃保証会社に立て替えてもらった家賃を保証会社へ支払う仕組みになっています。

家賃保証会社へ支払うお金は、「初年度・更新時」に発生します。
「初年度」は家賃総額(賃料+共益費/管理費+駐車場代+その他月額でかかる費用)の0.5~1ヶ月分が目安です。
「更新時」は1年毎の更新時、2年毎の更新時とありますが、1~2万円が更新保証料としてかかります。
物件によっては月額で更新保証料がかかる場合もあります。

火災保険料とは?

お部屋を借りる際には必ず加入しなければいけない保険です。
この火災保険の内訳は大きく分けて3つあります。

家財保険=入居者の家財一式の補償
補償される損害原因は【火災・落雷・爆発・水害・水漏れ】が主な対象です。
また盗難による家財に損害が出た場合、床上浸水による家財の損害が生じた場合にお支払いできます。

借家人賠償責任保険=大家さんに対する補償
借りている部屋に損害を与えてしまった時、現状回復するための費用を補償するもの。
補償対象は、あくまでも自身が借りている部屋に損害を与えた場合に限られるので、
例えば自身が家事を起こして隣の建物に損害を与えた場合は、この保険(特約)では補償されません。

個人賠償責任保険=日常生活のトラブルの補償
これは日常生活のトラブル(身近な事故)を保証してくれるものです。
例えばベランダから植木鉢を落としてしまい、下に駐車していた他人所有の車を壊してしまった。
洗濯機の給水ホースが外れ、階下の内壁・家財に損害を与えてしまった場合など、お支払いされます。

不動産会社・物件によっては、火災保険会社が決まっている場合がございます。
自身で火災保険会社を選択して加入することが可能の場合もありますので、まずは不動産会社へ相談してみましょう。

鍵交換代とは?

鍵交換は、以前住んでいた人が使用していた鍵から、新しい入居者用にシリンダーごと交換する費用をいいます。
任意交換ですが、防犯上のリスクを考えるのであれば取り替える方がいいでしょう。

鍵交換代は、鍵の種類によって金額が異なります。
防犯性の高い=ピッキングされにくい鍵は必然と高額になってきます。

シリンダーキー
一般的に多く出回っておりギザギザしている鍵です。比較的安価で15,000円前後で交換することが出来ます。

カードキー
磁気を利用していることが多いため、合鍵を簡単に作ることができないため、防犯面の高さも注目されています。
ですが、万が一紛失や盗難にあった場合シリンダーキーに比べて開錠が困難の為緊急時の開錠費用が高額に
なる可能性が高いのでご注意ください。

ディンプルキー
ピッキングに強い面を持ち、鍵の表面に凹を施しているのが特徴です。
ここ近年では、最初からディンプルキーを採用している賃貸物件もあり、新築/築浅物件や戸建てに多く取り付けられています。
防犯性は高いのですが、他の鍵と比較すると高額で20,000円~程かかります。

<!>鍵の紛失・盗難にあった場合
鍵の盗難や紛失に合ってしまい、家に入れない場合管理会社やオーナーに連絡しましょう。
営業時間内であれば、合鍵を借りて部屋に入ることは出来ます。ですが鍵が見つからない場合、
シリンダー交換が借主負担で必須となりますので鍵の取り扱いには十分にお気を付けください。

センチュリー21登喜和では、24時間緊急サポートに加入していただいておりますので
もし夜間など連絡がつかない場合にはそちらへ電話して開けてもらう相談も可能です。

前家賃とは?

その名の通り契約時に1~2ヶ月分の前家賃として初期費用に含まれることが多いです。
これも管理会社やオーナーによって異なりますが、月の途中から入居を始める場合には
日割り賃料と翌1ヶ月分の前家賃が発生します。

例)4月15日から入居を始める場合
前家賃は4月15日~4月30日までの日割り賃料+翌5月分賃料が、必要となります。

その他にも、引っ越し費用や害虫駆除代、抗菌消臭代など発生するケースもあります。
募集物件資料や各ポータルサイトへの記載もありますが、それぞれどういった内容の費用項目なのか
不動産会社へしっかりと質問をして、費用項目をしっかりと理解しましょう。

また初期費用の支払いは現金で指定口座への振込がほとんどですが、不動産会社や物件によっては
クレジットカードを利用した初期費用の支払いも可能な場合もあります。
ここも不動産会社へ確認をしましょう。

次は【不動産会社に相談してみよう】

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